僕は普段からマルケンブラシの仕事の関係で、メモ帳を持ち歩いていて、なにかいいアイディアが浮かんだり、忘れたくないことが起きたりしたら、すかさずメモをとるようにしているのです。

そんな大切なメモ帳を、昨日うっかり銭湯に忘れてきてしまいました。仕事帰りに、「もしかしたらもう無いかもしれないなぁ」と思いながらも、メモ帳をとりに銭湯に向かいました。

そんな僕の心配は杞憂に終わり、大切なメモ帳はしっかりと保管されていました。うれしく思いながら、さっそく忘れ物の預り用紙にサインをしたのですが、その時担当していた店員は、少し笑っていました。

きっと、メモ帳に書いてある、僕のポエムを読んだに違いありません。これは恥ずかしい。メモ帳を取り戻したいま、僕は新たな悩みを抱えてしまったのです。

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